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〈がん免疫療法専門〉ステージ4のがん治療

前立腺がんステージ3 ― 症状・治療・完治の可能性

  • 執筆者の写真: 院長 永井 恒志
    院長 永井 恒志
  • 2025年9月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年10月22日



前立腺がんの中でも「ステージ3」と診断された場合、多くの方が「進行しているけれど、治るのだろうか?」という疑問を持たれると思います。実際、ステージ3は局所進行がんと呼ばれ、根治(完治)を目指せる段階にあります。


このコラムでは、前立腺がんステージ3の状態、症状、治療方針、そして完治の可能性や生存率について詳しく解説します。


 

ステージ3とは ― 前立腺を越えて広がったがん


前立腺がんステージ3は、がんが前立腺の被膜を越えて周囲の組織(精のうなど)に浸潤している状態を指します。

ただし、骨や肺などの遠隔転移はありません。つまり、体の中でがんが広がってはいるが、まだ局所にとどまっている段階です。

 



前立腺がんの主な症状


ステージ3でも、自覚症状が出ない方も多くいますが、以下のような症状が現れることがあります:

 

  • 尿が出にくい、切れが悪い

  • 夜間頻尿、残尿感

  • 排尿時の痛み、血尿

  • 精液に血が混じる

  • 会陰部(陰嚢の後ろ)の不快感

 

これらは前立腺肥大症と似ているため、症状だけでがんと判断するのは難しいこともあります。

 



前立腺がんの治療方針 ― 根治を目指す積極的治療


ステージ3は完治の可能性がある段階であり、治療方針は「がんを根絶すること」を目標に組み立てられます。

 

  1.  前立腺全摘除術(根治手術)


・前立腺と精嚢を一括で摘出

・若年者では手術後の尿漏れや性機能への影響も配慮が必要

・手術後に放射線治療やホルモン療法を追加することも

 


  1. 放射線療法(外部照射+小線源療法)


・手術に代わる根治的治療

・最近はIMRT(強度変調放射線治療)や粒子線治療など副作用を抑えた方法が普及



  1. ホルモン療法(アンドロゲン除去療法)


・手術や放射線治療に併用される

・再発リスクを下げるための補助療法として重要




前立腺がんステージ3の完治の可能性と生存率


ステージ3でも適切な治療を行えば、治癒を期待できる段階です。以下は統計的な目安です。

 

  • 10年生存率:約85〜90%

  • 再発リスクはあるが、再発後もコントロール可能な治療法が豊富

 

再発のリスク要因には、Gleasonスコア(悪性度)やPSA値の高さが関係します。




前立腺がんの患者様にとっての選択肢


治療選択には、年齢・体力・希望する生活の質などを考慮する必要があります。

年齢・体力

治療の選択

若年・体力あり

手術 or 放射線+ホルモン療法

高齢・併存症あり

放射線療法+ホルモン療法(手術回避も可)

 

近年は副作用を軽減する技術の進歩により、高齢でも十分に治療が可能になっています。

 



まとめ:前立腺がんステージ3は「戦えるステージ」


前立腺がんステージ3は、「がんが外に出始めたけれど、まだ局所にとどまっている」段階です。完治を目指して治療を受けられる貴重なタイミングであり、患者様自身の希望に応じて治療方針を柔軟に選択できます。

 

「治す治療」と「生活を大切にする治療」の両立が可能な時代です。医師と十分に話し合い、自分にとってベストな道を見つけていきましょう




当院はがん免疫療法専門のクリニックです。


銀座鳳凰クリニックは、「患者様の『生きる』にすべてを尽くす」をモットーに、転移がんや進行がんの患者様に対して免疫細胞治療を専門的に提供しています。


銀座鳳凰クリニックの受付
銀座鳳凰クリニックの受付

当院では、患者様ご自身の血液から免疫細胞を取り出し、体外で増殖・活性化させた後、再び体内に戻すことで、免疫細胞ががん細胞をより効果的に認識し攻撃するよう促す治療を行っています。


主な治療法としては、


など患者様一人ひとりの状態に合わせて最適な治療法を提案しています。

※治療の適応や併用の可否に関しては医師にご相談ください。


さらに、院内に細胞培養加工施設を併設しているため、採取から培養・品質管理・投与までを院内で完結でき、外来通院で治療を受けていただけます。


銀座鳳凰クリニックは、患者様一人ひとりのがんの状態やご希望に合わせて、そのときどきで最適な治療をきめ細かくご提案しています。


標準治療が難しいと診断された方や、治療の選択肢に迷われている方も、まずはお気軽にご相談ください。


-がん治療・免疫療法について-


銀座鳳凰クリニック院長 永井恒志

■記事を書いた人

銀座鳳凰クリニック院長

永井 恒志

医師、医学博士(東京大学)、東海大学大学院客員准教授。東京大学医学部附属病院内科研修医を経て、東京大学大学院医学系研究科の文部教官時代に大型放射光施設SPring8を利用した多施設共同研究(国立循環器病研究センター、東海大学ほか8研究機関)をリードし、多数の国際医学雑誌に論文を発表した。



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