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よくわかるがんコラム


制御性T細胞とがんの関係 ― がんの「守護神」としての制御性T細胞 ―
ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏が発見した「制御性T細胞(Treg)」は、免疫の暴走を防ぐ重要な細胞です。しかし、がんにとっては“守護神”のように働き、免疫の攻撃を抑えてしまうことがあります。本記事では、Tregとがんの関係、そして当院で行うTreg抑制を目的とした最新のがん免疫療法について解説します。

院長 永井 恒志
2025年10月7日


ANK免疫療法とは?がんに挑む新しい免疫治療
ANK免疫療法は、日本発のがん特化型免疫療法で、患者自身のNK細胞を体外で強力に活性化・増殖させ、再び体内に戻してがんを攻撃する治療です。副作用が少なく、生活の質改善や抗がん剤との併用による相乗効果が期待されていますが、高額な自由診療であり、大規模臨床試験も限られています。まだ確立段階には至っていませんが、将来的に標準治療の柱となる可能性を秘めた有望な療法です。

院長 永井 恒志
2025年9月12日


脳腫瘍に対する免疫療法 ― 新しい治療の可能性と課題
脳腫瘍、とくに膠芽腫は標準治療でも再発率が高く難治性です。近年注目される免疫療法について、ワクチン療法・チェックポイント阻害剤・CAR-T療法・腫瘍溶解ウイルスなどの種類や臨床研究の成果、限界、脳腫瘍特有の課題、今後の展望をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
2025年9月5日


なぜ免疫治療はすぐに効果が出ないのか?
免疫治療は抗がん剤と異なり、効果が現れるまでに数週間から数ヶ月を要します。これは、自身の免疫細胞ががん細胞を認識し、活性化・増殖して攻撃を始めるまで準備期間が必要なためであり、治療開始直後に効果が見えなくても心配する必要はありません。また、治療経過中に腫瘍が一時的に大きく見える「偽増悪」もみられることがあり、これは免疫反応による一過性の現象です。免疫治療は「ゆっくりだが長く効く」特徴があり、効果が現れはじめると長期的な安定が期待できるため、焦らずじっくりと経過を見守ることが大切です。

院長 永井 恒志
2025年7月25日


抗腫瘍免疫を高める方法とは?
抗腫瘍免疫とは、がん細胞を認識し排除する私たち本来の免疫力です。樹状細胞・T細胞・NK細胞の連携が重要で、がんによる妨害を乗り越えるため免疫の再教育や活性化が必要です。樹状細胞ワクチン、免疫チェックポイント阻害剤、活性化細胞療法など多彩な医療アプローチ、さらに栄養・腸内環境の最適化も有効。新技術も開発されており、がんに強い免疫は戦略的強化がカギです。

院長 永井 恒志
2025年7月25日


末期の大腸がん ― 症状・治療・余命について
末期の大腸がん(ステージ4)は、がんが肝臓や肺、腹膜など他の臓器に転移した状態で、根治手術が困難です。主な症状には便通異常(便秘・下痢)、血便、腹痛、体重減少、食欲低下、倦怠感、貧血、転移による黄疸や咳・息切れなどがあり、進行しても症状が軽い場合もあります。診断には大腸内視鏡、CTやMRI、PET-CT、血液検査(腫瘍マーカー)が用いられ、がんの広がりや臓器への影響を評価します。
治療の目的は延命と症状緩和で、主に抗がん剤治療(FOLFOXやFOLFIRI、分子標的薬の併用)、一部で免疫療法(MSI-Hタイプに対する免疫チェックポイント阻害剤)、痛みや不安を和らげる緩和ケアが行われます。5年生存率は約15〜20%、抗がん剤治療を受けた場合の中央値生存期間は20〜30ヶ月とされていますが、個人差があります。
生活面では、無理な食事を避け、休息を確保し、便通や痛みの管理、家族や医療者との意思疎通が重要です。家族の寄り添いは大きな支えとなります。末期でも治療やケアの選択肢は多く、自分らしい生き方を大切にし、納得できる治療方針を医師と共に考えることが

院長 永井 恒志
2025年7月3日


前立腺がんステージ4と免疫療法 ― 進行がんにどう向き合うか
前立腺がんステージ4は、遠隔転移を伴う進行がんで完治は難しいものの、治療により生活の質(QOL)を保ちながらがんをコントロールすることが可能です。主な治療はホルモン療法で、進行後は抗がん剤や新規ホルモン薬、放射線治療が用いられます。最近は免疫チェックポイント阻害薬などの免疫療法にも注目が集まっていますが、前立腺がんへの効果は一部の症例(MSI-H陽性や特定遺伝子変異など)に限られています。治療を選ぶ際は、遺伝子検査や副作用の確認、QOL重視か延命重視かなど、自身の価値観に沿った選択が大切です。進行がんでも「生きる選択肢」は存在します。

院長 永井 恒志
2025年6月12日


抗がん剤と免疫療法の違いとは
抗がん剤と免疫治療は、がんに対するアプローチが根本的に異なります。抗がん剤はがん細胞を直接攻撃する即効性が魅力ですが、副作用も大きく、再発のリスクもあります。一方、免疫治療は自身の免疫細胞を活性化し、がんと闘う力を高めることで持続的な効果が期待されます。副作用も異なり、全身性の抗がん剤に対し、免疫治療では特有の炎症反応(irAE)が生じることがあります。最近では、両者の併用療法も注目されており、肺がんや胃がんなどで有効性が実証されています。治療選択はがんの種類や進行度、体の状態によって異なるため、主治医とよく相談しながら進めることが大切です。免疫でがんに立ち向かう新しい時代において、最適な治療法を見つけるための参考にしてください。

院長 永井 恒志
2025年6月10日


尿管がん 〜症状・進行・治療・余命と向き合うために〜
尿管がんはまれながら進行が早く、血尿などで発見されます。治療は手術や抗がん剤、免疫療法が中心で、早期発見なら治癒も期待できます。生存率はステージで大きく異なり、定期検査や緩和ケアも重要です

院長 永井 恒志
2025年6月10日


胃がん ステージ別の特徴・症状・余命・治療法を理解する〜
胃がんのステージ分類(0〜4)ごとの特徴・症状・生存率・治療法をわかりやすく解説。早期は内視鏡治療で完治も可能、進行・末期でも化学療法や免疫療法など希望ある選択肢が。余命の不安に向き合うための正しい知識をお届けします。

院長 永井 恒志
2025年5月9日
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