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よくわかるがんコラム


制御性T細胞とがんの関係 ― がんの「守護神」としての制御性T細胞 ―
ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏が発見した「制御性T細胞(Treg)」は、免疫の暴走を防ぐ重要な細胞です。しかし、がんにとっては“守護神”のように働き、免疫の攻撃を抑えてしまうことがあります。本記事では、Tregとがんの関係、そして当院で行うTreg抑制を目的とした最新のがん免疫療法について解説します。

院長 永井 恒志
2025年10月7日


がんと免疫力の関係 ― 特に抗がん剤による免疫力低下の影響について
がんの発症や進行には免疫力が深く関与し、免疫細胞は日々生じる異常細胞を排除しています。しかし、がんは免疫チェックポイント分子や抑制性サイトカインを利用して免疫の働きをすり抜けます。抗がん剤はがん細胞を壊す一方で、白血球減少やNK細胞の減少などにより免疫力を低下させ、感染症リスクや再発リスクを高めます。そのため、癌 免疫力を守りながら治療する工夫が重要であり、近年は抗がん剤と免疫療法を組み合わせ、がんを直接叩きつつ免疫を回復・維持する戦略が注目されています。

院長 永井 恒志
2025年8月29日


抗腫瘍免疫を高める方法とは?
抗腫瘍免疫とは、がん細胞を認識し排除する私たち本来の免疫力です。樹状細胞・T細胞・NK細胞の連携が重要で、がんによる妨害を乗り越えるため免疫の再教育や活性化が必要です。樹状細胞ワクチン、免疫チェックポイント阻害剤、活性化細胞療法など多彩な医療アプローチ、さらに栄養・腸内環境の最適化も有効。新技術も開発されており、がんに強い免疫は戦略的強化がカギです。

院長 永井 恒志
2025年7月25日


がん再発を防ぐカギは「免疫の記憶力」
がん治療後の再発を防ぐには、がんを記憶する「免疫記憶」の力が重要です。治療後も体内に残る微小ながん細胞が再発の原因となることがあるため、T細胞などがん特有の情報を覚えた免疫細胞が再発時に素早く反応できる体制が求められます。最近では樹状細胞ワクチンやペプチドワクチンなどの免疫治療が、こうした免疫記憶を強化し、再発予防に役立つと注目されています。加えて、睡眠や腸内環境など生活習慣の見直しも免疫力維持に重要です。治療後も、免疫記憶を活用し「次に備えること」が再発防止のカギといえます。

院長 永井 恒志
2025年7月18日


NKT細胞とα-GalCer樹状細胞ワクチン療法
NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)は、自然免疫と獲得免疫をつなぐ“免疫の司令塔”で、がん免疫療法の新たな主役として注目されています。特にα-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)を搭載した樹状細胞ワクチンは、NKT細胞を強力に活性化し、免疫全体をリブートさせる革新的治療です。肺がんや膵がんなどの難治性がんに再発予防として臨床応用が進み、全身の免疫細胞を横断的に活性化できるメリットがありますが、自由診療が中心で効果の個人差も大きいのが現状です。今後、より標準化や応用拡大に期待が集まっています。

院長 永井 恒志
2025年7月18日


免疫治療とがん再発予防の関係性
がん治療後も「再発」への不安は多くの患者さんに共通しています。その主な原因は、目に見えない微小ながん細胞が体内に残ることです。免疫治療は、こうした細胞を免疫の「記憶」や「監視」機能で排除し、再発リスクを下げる役割を担います。実際、樹状細胞ワクチン療法や免疫チェックポイント阻害剤などで再発抑制効果が報告されています。効果的な予防には、治療と並行して免疫機能を整えることも重要です。“再発のない未来”のために、記憶する免疫を育てる免疫治療が注目されています。

院長 永井 恒志
2025年7月18日


末期の肝がん ― 症状・余命・治療と生存率
末期肝がんとは、がんが肝臓内外に広がり切除が困難、肝機能が著しく低下し、一般的な抗がん剤治療も難しい状態を指します。主な症状は食欲不振、体重減少、腹水、黄疸、むくみ、意識障害などで、がん自体と肝機能低下の両方が影響します。治療は分子標的薬や免疫療法が一部で用いられますが、体力や肝機能に応じて緩和ケアが中心となり、痛みや症状の緩和、精神的サポートが重視されます。平均余命は数ヶ月~1年程度、5年生存率は数%未満ですが、新薬やケアの進歩で延命例もあります。家族は患者の意思を尊重し、生活の質を大切に支えることが重要です。希望を持ち、穏やかな時間を過ごすことが治療の大きな目標となります。

院長 永井 恒志
2025年7月15日


がん細胞を見逃さない免疫細胞の仕組み|活性化が治療の鍵
がん細胞は、もともと自分の体の細胞から生まれた“異常な細胞”です。これが免疫の難しさを生む理由のひとつです。インフルエンザウイルスや細菌のような外敵とは違い、がんは「自分に偽装した敵」なので、免疫の目をごまかすことができてしまうのです。
にもかかわらず、健康な人の体では、免疫がこの“敵の偽装”を見抜き、日々排除していることがわかってきています。
では、免疫は一体どうやってがん細胞を見つけ出し、攻撃しているのでしょうか?そこには、驚くほど精巧な「免疫の監視ネットワーク」が存在しています。

院長 永井 恒志
2025年6月20日


NK細胞の力:自然免疫の第一線
がんやウイルスに即座に反応し、攻撃する“免疫の即応部隊”NK細胞。自然免疫の要として注目されるこの細胞は、治療・再発予防・健康維持にも重要な役割を果たします。NK細胞療法の最前線や活性化の方法についてわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
2025年4月16日


免疫細胞ががん増殖を助ける?!
「免疫=正義の味方」と思いきや、一部の免疫細胞はがんの増殖を助けてしまう存在でもあるのです。TregやTAM、MDSCなど“裏切り者”の働きが明らかになり、これらを抑える新たながん治療の可能性が広がっています。

院長 永井 恒志
2025年4月7日
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