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よくわかるがんコラム


多発肺転移とは?― がんが肺に広がるときの意味と治療法
多発肺転移とは、がん細胞が原発巣から血流に乗って肺へ広がり、複数の病変を形成した状態を指します。自覚症状が乏しく、検診や定期CTで偶然見つかることも多いのが特徴です。手術が難しいため、抗がん剤や分子標的薬、免疫療法などの全身治療が中心となります。近年は治療選択肢が増え、長期生存が期待できる症例も出てきています。本コラムでは、多発肺転移の仕組み、診断方法、治療の考え方をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
10月21日


膀胱癌 Stage Ⅲを知る — ステージ分類、治療選択、最先端免疫療法
膀胱癌 Stage Ⅲ は、膀胱の外側まで進行しているものの遠隔転移のない段階です。治療の中心は膀胱全摘除術と化学療法、または化学放射線療法です。近年は免疫チェックポイント阻害剤や、NKT細胞を活性化させる先進的な免疫療法が注目されています。本コラムでは、膀胱癌 Stage Ⅲ の特徴、治療選択肢、そして新しい免疫療法の可能性についてわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
10月16日


胃癌の種類 — それぞれの特徴と治療のポイント
胃癌(いがん)は日本で多く見られるがんの一つで、その種類によって進行の速さや治療法、予後が大きく異なります。本記事では、腺癌・印環細胞癌・スキルス胃癌などの病理組織型や、発生部位・肉眼型による分類をわかりやすく解説。さらに近年注目される免疫療法(樹状細胞ワクチン療法・NKT細胞療法)についても紹介します。

院長 永井 恒志
10月9日


制御性T細胞とがんの関係 ― がんの「守護神」としての制御性T細胞 ―
ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏が発見した「制御性T細胞(Treg)」は、免疫の暴走を防ぐ重要な細胞です。しかし、がんにとっては“守護神”のように働き、免疫の攻撃を抑えてしまうことがあります。本記事では、Tregとがんの関係、そして当院で行うTreg抑制を目的とした最新のがん免疫療法について解説します。

院長 永井 恒志
10月7日


悪性リンパ腫とは ― 症状・治療・生存率について
悪性リンパ腫は、リンパ節などに発生する血液・免疫系のがんで、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2種類に分類されます。非ホジキンリンパ腫が日本では主流で、多様なタイプが存在します。主な症状には、痛みのないリンパ節の腫れや発熱、体重減少などがあり、診断には生検やPET-CTなどの画像検査が必要です。治療は進行の速さにより異なり、高悪性度では化学療法や分子標的薬を用い、低悪性度では経過観察を基本としつつ再発時に治療を行います。5年生存率は種類により異なりますが、治療の進歩により改善傾向にあります。悪性リンパ腫は治癒を目指せるがんであり、再発後も治療選択肢があるため、希望を持って治療に向き合うことが重要です。

院長 永井 恒志
10月2日


がんのリンパ節転移とは? ― 仕組み・症状・治療法
がんのリンパ節転移は、がん細胞がリンパ液を通じて他のリンパ節に広がる現象です。初期は無症状ですが、転移が進むとしこりや圧迫感などの症状が現れます。治療は手術、放射線療法、化学療法などで可能で、転移があっても予後改善が見込めます。

院長 永井 恒志
9月19日


前立腺がんステージ3 ― 症状・治療・完治の可能性
前立腺がんステージ3は、前立腺の外に広がっているが遠隔転移はない局所進行がんで、完治を目指せる段階です。症状は排尿障害や血尿などがあります。治療は根治手術、放射線療法、ホルモン療法が中心で、年齢や体力、生活の質を考慮して選択されます。10年生存率は85〜90%と高く、再発リスクはあるものの再発後も治療法は豊富です。副作用軽減技術も進歩しており、患者に合わせた柔軟な治療が可能です。

院長 永井 恒志
9月12日


原発不明がんとは?―「がんの出発点が見つからない」という特別な診断
原発不明がん(Cancer of Unknown Primary, CUP)は、転移は確認できても発生部位が特定できない特別なタイプのがんです。全がんの2〜5%を占め、診断や治療には高度な検査と専門的な判断が求められます。本記事では、原発不明がんの特徴、診断方法、治療方針、そして最新研究の成果をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
9月5日


スキルス胃がんとは?― 若い人にも起こりやすい「進行が早い胃がん」
スキルス胃がん(びまん性胃癌)は、若い人にも起こりやすく進行が早い厄介ながんです。早期発見が難しく、診断時には進行していることも少なくありません。本記事では、特徴や通常の胃がんとの違い、治療法、最新の研究や希望の光をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
9月5日


がん治療における自由診療の必要性-選択肢を増やす
がん治療における自由診療は、標準治療の限界を補う「選択肢のひとつ」として重要です。標準治療は科学的根拠に基づく有効な方法ですが、進行がんや再発例では十分な効果が得られないこともあります。そのため、未承認薬の利用、標準治療が尽きた場合、新しい治療を積極的に望む場合などに自由診療が検討されます。臨床試験と異なり、条件が厳しくなく確実に新治療を受けられる利点がありますが、費用は高額で科学的根拠が不十分な治療も存在します。自由診療は「最後の望み」ではなく、自分に合った治療を広げる手段であり、冷静な判断と医師の助言が不可欠です。

院長 永井 恒志
8月29日
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