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よくわかるがんコラム


がんと免疫力の関係 ― 特に抗がん剤による免疫力低下の影響について
がんの発症や進行には免疫力が深く関与し、免疫細胞は日々生じる異常細胞を排除しています。しかし、がんは免疫チェックポイント分子や抑制性サイトカインを利用して免疫の働きをすり抜けます。抗がん剤はがん細胞を壊す一方で、白血球減少やNK細胞の減少などにより免疫力を低下させ、感染症リスクや再発リスクを高めます。そのため、癌 免疫力を守りながら治療する工夫が重要であり、近年は抗がん剤と免疫療法を組み合わせ、がんを直接叩きつつ免疫を回復・維持する戦略が注目されています。

院長 永井 恒志
8月29日


扁平上皮がんとは? 〜上皮に発生する代表的ながんの特徴と治療法〜
扁平上皮がんは皮膚・口腔・子宮頸部など全身の粘膜や表面に発生するがんの一種。発生部位により症状や治療法は異なりますが、早期発見で治癒も期待できます。本記事では主な症状・リスク・治療法・予後までわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
7月29日


子宮がん ステージ4〜余命・生存率・治療と向き合うために〜
子宮がんステージ4と診断されても、治療の選択肢はあります。生存率や余命、症状、進行度、抗がん剤・放射線治療・免疫療法などの治療法、そして緩和ケアとの併用についてわかりやすく解説。前向きに今できることを見つけましょう。

院長 永井 恒志
7月23日


膵臓がんステージ4の生存率・原因・症状・余命と向き合う
膵臓がんステージ4の生存率・症状・原因・治療法・余命をわかりやすく解説。進行がんでも治療の選択肢はあり、QOLを保ちながら前を向ける方法があります。「もうできることはない」と思う前に、まずはご相談を。

院長 永井 恒志
7月16日


末期の肝がん ― 症状・余命・治療と生存率
末期肝がんとは、がんが肝臓内外に広がり切除が困難、肝機能が著しく低下し、一般的な抗がん剤治療も難しい状態を指します。主な症状は食欲不振、体重減少、腹水、黄疸、むくみ、意識障害などで、がん自体と肝機能低下の両方が影響します。治療は分子標的薬や免疫療法が一部で用いられますが、体力や肝機能に応じて緩和ケアが中心となり、痛みや症状の緩和、精神的サポートが重視されます。平均余命は数ヶ月~1年程度、5年生存率は数%未満ですが、新薬やケアの進歩で延命例もあります。家族は患者の意思を尊重し、生活の質を大切に支えることが重要です。希望を持ち、穏やかな時間を過ごすことが治療の大きな目標となります。

院長 永井 恒志
7月15日


大腸がんのステージ分類と生存率
大腸がんはステージ(病期)によって治療法や生存率が大きく異なります。ステージ0〜1では内視鏡切除や手術で治癒が見込め、5年生存率も90%以上と高くなっています。ステージ2〜3では手術に加え再発予防の抗がん剤治療が行われ、5年生存率は約60〜90%です。ステージ4では肝臓や肺などへの遠隔転移が見られ、治癒は難しいものの、抗がん剤や緩和ケアでQOL維持が重視されます。近年は免疫療法や分子標的薬の進歩により、ステージ4でも長期生存例が増えています。生存率はあくまで平均であり、個人差も大きいため、正しい情報をもとに前向きに治療と向き合うことが大切です。

院長 永井 恒志
7月10日


末期の大腸がん ― 症状・治療・余命について
末期の大腸がん(ステージ4)は、がんが肝臓や肺、腹膜など他の臓器に転移した状態で、根治手術が困難です。主な症状には便通異常(便秘・下痢)、血便、腹痛、体重減少、食欲低下、倦怠感、貧血、転移による黄疸や咳・息切れなどがあり、進行しても症状が軽い場合もあります。診断には大腸内視鏡、CTやMRI、PET-CT、血液検査(腫瘍マーカー)が用いられ、がんの広がりや臓器への影響を評価します。
治療の目的は延命と症状緩和で、主に抗がん剤治療(FOLFOXやFOLFIRI、分子標的薬の併用)、一部で免疫療法(MSI-Hタイプに対する免疫チェックポイント阻害剤)、痛みや不安を和らげる緩和ケアが行われます。5年生存率は約15〜20%、抗がん剤治療を受けた場合の中央値生存期間は20〜30ヶ月とされていますが、個人差があります。
生活面では、無理な食事を避け、休息を確保し、便通や痛みの管理、家族や医療者との意思疎通が重要です。家族の寄り添いは大きな支えとなります。末期でも治療やケアの選択肢は多く、自分らしい生き方を大切にし、納得できる治療方針を医師と共に考えることが

院長 永井 恒志
7月3日


がんステージ4 ― なぜ手術ができない?理由と治療選択肢
「ステージ4のがん」と聞くと「もう治らないのでは」と不安になる方も多いですが、医療の進歩により希望を持てる時代になっています。本記事では、がんのステージの意味や、なぜステージ4では手術が困難なのかを解説し、抗がん剤、分子標的薬、免疫療法、緩和医療などの治療選択肢も紹介します。ステージ4は遠隔転移がある状態であり、手術による根治が難しくなりますが、それでも症状の改善や延命を目指した治療は可能です。がん種ごとの生存率や、治療を前向きに選択する姿勢の大切さについても触れています。患者様一人ひとりに合った治療法があることを理解し、主治医やセカンドオピニオンで相談しながら、最適な選択をすることが重要です。

院長 永井 恒志
6月20日


乳がんの転移・再発 ― 症状と治療の選択肢
乳がんは再発や転移のリスクがあり、不安を感じる方も多くいらっしゃいます。しかし、治療技術の進歩により、長期間がんと共に生きることも可能になってきました。再発とは同じ部位に再びがんが現れることで、転移は骨・肺・肝臓・脳など他の臓器に広がることを指します。治療法には、ホルモン療法、分子標的治療薬、抗がん剤、免疫療法、緩和ケアなどがあり、がんの性質や患者さんの希望に合わせて選択されます。再発・転移は「終わり」ではなく、「がんと共に生きる」選択ができる時代になっています。

院長 永井 恒志
6月20日


がん細胞を見逃さない免疫細胞の仕組み|活性化が治療の鍵
がん細胞は、もともと自分の体の細胞から生まれた“異常な細胞”です。これが免疫の難しさを生む理由のひとつです。インフルエンザウイルスや細菌のような外敵とは違い、がんは「自分に偽装した敵」なので、免疫の目をごまかすことができてしまうのです。
にもかかわらず、健康な人の体では、免疫がこの“敵の偽装”を見抜き、日々排除していることがわかってきています。
では、免疫は一体どうやってがん細胞を見つけ出し、攻撃しているのでしょうか?そこには、驚くほど精巧な「免疫の監視ネットワーク」が存在しています。

院長 永井 恒志
6月20日
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