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よくわかるがんコラム


原発不明がんとは?―「がんの出発点が見つからない」という特別な診断
原発不明がん(Cancer of Unknown Primary, CUP)は、転移は確認できても発生部位が特定できない特別なタイプのがんです。全がんの2〜5%を占め、診断や治療には高度な検査と専門的な判断が求められます。本記事では、原発不明がんの特徴、診断方法、治療方針、そして最新研究の成果をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
9月5日


スキルス胃がんとは?― 若い人にも起こりやすい「進行が早い胃がん」
スキルス胃がん(びまん性胃癌)は、若い人にも起こりやすく進行が早い厄介ながんです。早期発見が難しく、診断時には進行していることも少なくありません。本記事では、特徴や通常の胃がんとの違い、治療法、最新の研究や希望の光をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
9月5日


脳腫瘍に対する免疫療法 ― 新しい治療の可能性と課題
脳腫瘍、とくに膠芽腫は標準治療でも再発率が高く難治性です。近年注目される免疫療法について、ワクチン療法・チェックポイント阻害剤・CAR-T療法・腫瘍溶解ウイルスなどの種類や臨床研究の成果、限界、脳腫瘍特有の課題、今後の展望をわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
9月5日


がん治療における自由診療の必要性-選択肢を増やす
がん治療における自由診療は、標準治療の限界を補う「選択肢のひとつ」として重要です。標準治療は科学的根拠に基づく有効な方法ですが、進行がんや再発例では十分な効果が得られないこともあります。そのため、未承認薬の利用、標準治療が尽きた場合、新しい治療を積極的に望む場合などに自由診療が検討されます。臨床試験と異なり、条件が厳しくなく確実に新治療を受けられる利点がありますが、費用は高額で科学的根拠が不十分な治療も存在します。自由診療は「最後の望み」ではなく、自分に合った治療を広げる手段であり、冷静な判断と医師の助言が不可欠です。

院長 永井 恒志
8月29日


がんと免疫力の関係 ― 特に抗がん剤による免疫力低下の影響について
がんの発症や進行には免疫力が深く関与し、免疫細胞は日々生じる異常細胞を排除しています。しかし、がんは免疫チェックポイント分子や抑制性サイトカインを利用して免疫の働きをすり抜けます。抗がん剤はがん細胞を壊す一方で、白血球減少やNK細胞の減少などにより免疫力を低下させ、感染症リスクや再発リスクを高めます。そのため、癌 免疫力を守りながら治療する工夫が重要であり、近年は抗がん剤と免疫療法を組み合わせ、がんを直接叩きつつ免疫を回復・維持する戦略が注目されています。

院長 永井 恒志
8月29日


扁平上皮がんとは? 〜上皮に発生する代表的ながんの特徴と治療法〜
扁平上皮がんは皮膚・口腔・子宮頸部など全身の粘膜や表面に発生するがんの一種。発生部位により症状や治療法は異なりますが、早期発見で治癒も期待できます。本記事では主な症状・リスク・治療法・予後までわかりやすく解説します。

院長 永井 恒志
7月29日


なぜ免疫治療はすぐに効果が出ないのか?
免疫治療は抗がん剤と異なり、効果が現れるまでに数週間から数ヶ月を要します。これは、自身の免疫細胞ががん細胞を認識し、活性化・増殖して攻撃を始めるまで準備期間が必要なためであり、治療開始直後に効果が見えなくても心配する必要はありません。また、治療経過中に腫瘍が一時的に大きく見える「偽増悪」もみられることがあり、これは免疫反応による一過性の現象です。免疫治療は「ゆっくりだが長く効く」特徴があり、効果が現れはじめると長期的な安定が期待できるため、焦らずじっくりと経過を見守ることが大切です。

院長 永井 恒志
7月25日


抗腫瘍免疫を高める方法とは?
抗腫瘍免疫とは、がん細胞を認識し排除する私たち本来の免疫力です。樹状細胞・T細胞・NK細胞の連携が重要で、がんによる妨害を乗り越えるため免疫の再教育や活性化が必要です。樹状細胞ワクチン、免疫チェックポイント阻害剤、活性化細胞療法など多彩な医療アプローチ、さらに栄養・腸内環境の最適化も有効。新技術も開発されており、がんに強い免疫は戦略的強化がカギです。

院長 永井 恒志
7月25日


子宮がん ステージ4〜余命・生存率・治療と向き合うために〜
子宮がんステージ4と診断されても、治療の選択肢はあります。生存率や余命、症状、進行度、抗がん剤・放射線治療・免疫療法などの治療法、そして緩和ケアとの併用についてわかりやすく解説。前向きに今できることを見つけましょう。

院長 永井 恒志
7月23日


がん再発を防ぐカギは「免疫の記憶力」
がん治療後の再発を防ぐには、がんを記憶する「免疫記憶」の力が重要です。治療後も体内に残る微小ながん細胞が再発の原因となることがあるため、T細胞などがん特有の情報を覚えた免疫細胞が再発時に素早く反応できる体制が求められます。最近では樹状細胞ワクチンやペプチドワクチンなどの免疫治療が、こうした免疫記憶を強化し、再発予防に役立つと注目されています。加えて、睡眠や腸内環境など生活習慣の見直しも免疫力維持に重要です。治療後も、免疫記憶を活用し「次に備えること」が再発防止のカギといえます。

院長 永井 恒志
7月18日
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